毎月分配のVYMをつくる!

2022年7月5日

どうも~ しんです!
今回は、ふと思いついた「毎月分配のVYMをつくる」です!

先日、一部の銘柄入れ替えを実施してDHS(ウィズダムツリー 米国株高配当ファンド)を高配当ポートフォリオに組み入れました。

基本的に米国株には楽天証券で投資していますが、SBI証券だとDHSの買付手数料が無料なんですよね。(マネックスもキャンペーンでキャッシュバック(実質無料)をやっていますが、残念ながら楽天証券の買付手数料無料銘柄には入っていません)

SBI証券HPより(2021年12月9日現在)
悲しいお知らせ

2022年4月より、DHS、DLN、DGRWが買付無料銘柄から外されることになりました(涙)
ひどいよ、SBI・・・

ウィズダムツリーのETFは毎月分配が多い

ふと眺めていると、ウィズダムツリー社のETFがいくつかラインナップされているのが目につきます。しかも毎月分配かぁ・・・

ウィズダムツリー社は、時価総額加重ではなく配当加重や利益加重といったスマートベータ的な運用をする面白いETFを上場していて毎月分配型も多く個人的にはわりと好きな運用会社です。
(もちろんグローバルXも好きですよ)

カバードコールETFに偏りつつある私の高配当株ポートフォリオですが、やはり配当の原資のバランスも取りたいものです。買付手数料無料だし、下3つ(DHS、DLN、DGRW)を毎月買っていったらどうだろうか?
ふと、そんな疑問が頭に浮かびましたので少し検証をしてみました。といってもPORTFOLIO VISUALIZERでポチポチ入れてバックテストするだけなんですが・・・

その前に簡単に各銘柄を見てみると

DHS( ウィズダムツリー米国株高配当ファンド )

  • 米国の高利回り上位30%を抽出して配当額でウェイト付けしたETF
  • 保有銘柄数 749
  • 配当利回り 3.87%
  • 毎月分配!

高配当株と言えばこれでしょう!という有名な高配当株が上位に並んでいます。

DLN(ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド)

  • 米国の無配株を除く大型株を配当額でウェイト付け
  • 保有銘柄数 659
  • 配当利回り 2.09%
  • 毎月分配!

配当を出す大型株なので、GAFAMでもマイクロソフトやアップルも組み入れられています。

DGRW(ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長ファンド)

  • ROE(株主資本利益率)、ROA(総資産利益率)、利益成長でスクリーニング
  • 今後の配当成長が予測される上位300銘柄をピックアップ
  • 保有銘柄数 298
  • 配当利回り 1.81%
  • 毎月分配!

配当成長ファンドと銘打たれていていて情報技術セクターの割合も多いです。保有銘柄にはマイクロソフトとアップルを筆頭に優良企業が並んでいます。よくVIGと比較されるほどキャピタルも有望なETFですね。

たくさんの方が紹介してくれていますので、各ETFの詳しい情報はググってみてください(笑)

各ETFのリターン

上記3つのETFと、高配当ETFの代表であるVYM(バンガード米国高配当株式ETF)および増配銘柄ETFのVIG(バンガード米国増配株式ETF)とを比較してみます。

DGRWはVIGといい勝負をしていますね!

他はおおむね利回りが上がるほどリターンが下がるという高配当ETFの特徴が出ています。いずれにしても、コロナショックの下落を除けば右肩上がりの傾向です。

バックテスト

それでは、DHS、DLN、DGRWの3つを組み合わせてみたらどうなるか?
高配当ETFの代表的存在であるVYMと比較しながらPORTFOLIO VISUALIZERでバックテストをしてみます。

ポートフォリオ1
DHS:DLN:DGRW=45%:45%:10%

ポートフォリオ2
DHS:DLN:DGRW=40%:40%:20%

ポートフォリオ3
VYM100%

月100ドルを投資し1年に1回リバランスを実行、配当は再投資すると仮定
2014年1月から2021年11月に投資したとすると・・・

結果は・・・

リターン、リスク、最大ドローダウン、シャープレシオほぼ一緒・・・

インカムもほぼ同等。
当たり前ですが、DGRWを増やすとキャピタル寄りに、DGRWを減らすとインカム寄りになります。

結論:DHS+DLNにDGRWを10~20%トッピングすれば毎月分配型ほぼVYMの完成!!!

こんなこと言うと怒られちゃうかも知れませんね(笑)
はい、VYMではありません。

正確には「上記の割合でDHSとDLNとDGRWを保有した場合、過去のデータに当てはめればVYMと同等のインカムを得られ、トータルリターンもほぼ一緒だった」という事ですね。

だったらVYMでいいでしょ!と思われる方もいると思いますが、個人的には毎月分配が魅力的なのでこのトリオには興味津々です。

ちなみに、経費率は
VYM 0.06%、DHS 0.38%、DLN 0.28%、DGRW 0.28%でVYMが圧倒的に有利です。

経費率で言えばVYMに利がありますが、VYMの買付手数料無料の証券会社を知りません。
DHS、DLN、DGRWは買付手数料無料の証券会社を利用すれば通常約定代金の0.495%かかる手数料が無料となりますので、これを利用しない手はありませんね。
追記:2022年4月よりDHS、DLN、DGRWが買付手数料無料銘柄から外れることになりました・・・

一括でガツンと投資する場合には上限のある買付手数料は無視しても良いかもしれませんが、毎月分配に魅力を感じ、かつ月々買い増していくような投資スタイルならば、VYMよりDHS+DLN+DGRWもいいのかな~なんて考えてみました!

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