QYLDとの出会い!それはディープインパクト!!

2022年1月9日

どうも~ しんです!

今回はみんな大好きQYLD(GlobalX Nasdaq 100 Covered Call ETF)について、自分の理解の整理も兼ねて考えをまとめてみました!

QYLDとの運命の出会いは2020年の12月。
まだこの頃は情報が少なくてちょっと不安な気持ちでした。

利回り10%越えの衝撃は今も忘れられません(笑)
まさに、ディープインパクト・・・

心の中では「Qちゃん」と呼んでいます!

QYLDとは

https://twitter.com/hu_40/statuses/1342494870234046464

QYLD (GlobalX Nasdaq 100 Covered Call ETF) は、みんな大好き「ルイ兄」ことLuis Berruga CEO 率いるグローバルX社が運用するETFであり、現在50億ドルを超える純資産総額でグローバルXでは2番目の規模になっています。高配当ETFで言えば有名なSPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)と近い規模まで成長しています。

QYLDはNASDAQ100指数の株式(≒QQQ)を原資産として保有し、カバードコール戦略(現物を保有しつつオプション取引を使って利益を得る戦略)により分配利回り10%越えを実現しているETFです。
QYLDの同戦略について素人の自分がわかりやすく説明できると思えませんでの、詳しく知りたい方はわかりやすくまとめて下さっている方のブログやグローバルX社のHPをチェックしてもらった方がいいでしょう(笑)

みるをさん(@mirumiru_uu)のnote QYLD情報収集まとめ がとても便利です!(丸投げ~)

これまで集められる情報に目を通した結果、自分なりの理解で1行で表現するならば

QYLDとはインカムに振り切った極端なETF」です(`・ω・´)キリッ(だいぶ適当)

カバードコール戦略は一定以上の値上がり益を放棄するかわりに安定的なオプション収益を得ることを目指すもので、基本的には低いリスクで手堅くインカムをゲットする目的の商品なのです。

なかでも、QYLDは権利行使価格をアットザマネー(オプションを売った時の原資産価格と同価格)に設定していいることからも、キャピタル(値上がり益)は一切求めずインカムに特化しようとする姿勢が垣間見えます。否、モロ見えです(笑)

QYLDのオプション収益とアットザマネーについては、てくおさん(@TECHO41909729)のブログ記事 QYLDのオプション取引の詳細 が素晴らしいのでご覧ください!(丸投げ~2)

今はYoutubeでもたくさんのQYLDについての動画がアップされています!

QYLDについて動画で知りたい方はWATさん(ノンホル)の Youtube動画を!(丸投げ~3)

QYLDを買う目的

QYLDはあくまでオプション商品と理解しています。

原資産としてQQQを保有しているようなものですが、長期保有して将来的なNASDAQ100の成長を享受できるわけではありませんし、そもそもQQQと同等のリターンを目指しているものではありません。

上記のWATさん(ノンホル)の動画の中で「QQQとQYLDを比べるのはリンゴとオレンジを比べるようなものだ」と出てきますが、言い得て妙です。

QYLDを保有する目的としては「現在のインカムの最大化」。これに尽きると思います。

QYLDのメリット

メリット1:手っ取り早くインカムが増やせる

QYLDを買った人は実感があると思いますが、高利回りによるインカム増加の加速度に驚きます!
まあこれで虜になるんですけどね(´∀`*)ウフフ

メリット2:分散が可能

高配当ETFはバリュー株が多く、グロース株が好調な金融相場ではパフォーマンスが落ちる傾向があります。そのような時でもグロース株中心のNASDAQ銘柄であるQYLDを持つことで値動きの分散を図ることができると考えています。

個人的にはあまり評価額の変動は気にしませんが、値動きの分散を図ることでポートフォリオ全体の評価額の変動がマイルドになります。
また、バリュー系が上がりグロース系が落ちる時にはQYLDを買い、逆の場合にはバリュー系の高配当ETFを買うという「いつでも何かが買い場!」作戦がうまくいきそうな気がして実践しています。おかげで余力はいつもカツカツです(涙)

ちなみに、下のグラフはQYLDとSPYD(左)HDV(右)との相関(60日相関指数)を示したものですが相関は強くないですね。強い相関があると言われる0.7以上にはあまりなっていません。
(コロナショックの底のような相関がとても強い1に近づくタイミングもありましたが)

一方、SPYDとHDVは常に0.75以上の相関を示し、同じような値動きをしていることになります。もちろん、QYLDとQQQも相関が強いです。

メリット3:毎月分配

やっぱり、これですよね~!これ、これ、これ!!毎月分配金が手に入る喜び!
高配当投資家の皆さんとは共有できる喜びだと思います。

また、3か月に1度よりも毎月インカムが得られた方が再投資するにしても機会損失を減らすことが出来るのではと思っています。

QYLDのデメリット

ありません(笑)

えっ?ダメですかね?本当にないと思うんですけど・・・

あえて、よく言われそうなものを挙げるとすれば

デメリット?1:キャピタルが期待できない

これは戦略上当たり前というか、そう設計されているとしか言えないですよね(汗)しかも、個人的にはこれはむしろ高配当銘柄のメリットでもあると考えているくらいなんです。

配当や分配金は株数に比例して増えるわけですから、インカムを増やすためには「いかに株数を増やすか」が重要であり必要。ですから、インカムに特化するのであれば買い増ししやすいように株価はあまり上がらない方がいいのです。

「原資産(NASDAQ100)の価値が高い=コールオプションの値上がり」と「でも株価は上がりにくい=買いやすく株数を増やしやすい」のコンボは高配当銘柄の理想像の1つであると思っています。

デメリット?2:トータルリターンが劣る

これも視点によって変わるのではないかな~と。トータルリターンを求める人にとっては大きなデメリットですが、インカムを求める人には特段デメリットではないと思っています。

つまり、老後資産をつくりたい!など資産の最大化を目指す人にとってはデメリットというか、そもそも投資対象が違うという事ですよね。

デメリット?3:長期的に株価が切り下がっている

「インカムに特化しているからキャピタルなんか知らん」「トータルリターンを目的としていない」と言ってもトータルリターンマイナスはさすがにダメだと思いますし、大きすぎる含み損はやはり気持ち良いものではありませんよね。

カバードコールの性格により原資産の上昇はカットされて下落はモロに受けると言われます。しかし、オプション収益と分配金との兼ね合いもありますので、QYLDの株価の動きはそう単純ではないかも知れません。
実際のところはどうでしょうか?QYLDの価格の推移を見てみましょう。

Google Financeより

う~ん・・・確かに、株価の推移だけみると緩やかな右肩下がりに見えなくもないです。では、年別のトータルリターンはどうでしょう?

ETFreplay.comより

2016年からのデータになりますが2018年を除きプラスですね。2018年もマイナスと言ってもわずかです。
年利回り10%前後で毎月インカムをいただきつつトータルリターンでもそれなりにプラスであれば、インカム目的の保有としては御の字ではないでしょうか。

仮に大きく下げるような事があれば、損出しに利用して配当課税を取り返せばいいだけかなと思っています。

QYLDと共に

ここに記した内容はあくまで私のQYLDについての感想であり、深い分析でも専門的な知識に基づいたものではありませんのでご了承ください。若干、色眼鏡で見ているところは否定は出来ません(笑)

過去のデータはあくまで過去のものであり、未来はどうなるかわかりません。2000年代のようなNASDAQの暗黒時代が到来し15年もQYLDの株価低迷や大幅減配があるかも知れません。しかし、そういう心配は何もQYLDに限ったことではないですし、現状では起こりにくいだろうと思っています。仮に起きても許容できるようポートフォリオを組んでいます。

というわけで、私はQYLDを自分のインカム投資に適格と判断していますので、今後も高配当ポートフォリオの主力として期待しています! Qちゃん!( `・∀・´)ノヨロシク

クリックして貰えると嬉しいです!