一括投資か分割投資か?鰻重か鰻丼か?

どうも~!しんです!
忙しい時ほど、なぜか普段やらないブログとか更新しちゃう癖があるようです(笑)

先日、川越に行って鰻重を食べました。美味しかった~!

メニューに鰻重と鰻丼があったのですが、どう違うのか店員さんい聞いたら入れ物が違うって言われました(笑)。一般的には、鰻重の方が鰻丼よりもうなぎの量が多い傾向があるみたいです。

で、思い出したのが「一括投資vs分割投資」の話題。

さて、定期的にTwitterでも話題になっている「一括投資 vs 分割投資(ドルコスト平均法)」ですが、以前に一度記事にしたことがあります。個人的には「どっちでもいい」というスタンス(笑)

SNSでも色々な意見があって、ブログ等でとても細かく理論立てて説明してくれる方もいらっしゃいますけど、自分はそんなに小難しく考えなくてもいいんじゃないかなって思うのです。少し前にTwitter内でのやり取りの中でも出たので、イメージを図にしてみました。

*ここでは「積み立て投資」ではなく、投資用の余剰資金をあえて分けることを「分割投資」と定義します。

図で考えてみる

まず、次の図のように横に投信期間、縦に投資ボリュームをイメージして一括投資と分割投資を比較してみます。

大前提として想定するのは右肩上がりの投資対象です。分割投資は余剰資金を10年に分割して投資すると仮定すると、10年目以降は一括投資と同じ額を拠出したことになります。

↓投資を開始して20年後の時点での比較。

さて、どうでしょう?

分割投資は「投資期間後半にリスクを先送りしているだけ」とよく指摘されますが、確かにそのように見えます。10年目以降は同じ投資ボリュームですから値動きは同じです(投資で増えた分はとりあえず無視で)。分割投資では前半のリスクは一括と比べると低いわけですけど、その分リターンも低いわけで、このように比較すれば「一括有利」となるのは当然でしょう。これがわりとよく見かける比較。

では、次の図ではどうでしょうか?

これは一括投資は出口も一括売却とし、分割投資は10年で分割して取り崩すのをイメージしてあります。

これ、差がありますか?

投資期間はズレていますけど、一括投資も分割投資もやっていることは一緒です。

投資ボリュームと投資期間が同じならば、言い換えると「入口と出口をそろえれば」この両者に差はありません。最初の図では投資期間全体は20年で同じですけど、分割投資の方が投資ボリュームに対する投資期間が短くなっていますから、純粋に「一括か分割か」という視点でみると比較の仕方がフェアじゃないんですよね。

分割売却まで想定した分割投資は旧つみたてNISAの非課税期間と重なるイメージですが、個人的にはこのような投資の形が好きでなんですよね。出口が決まっている方がスッキリするというか、なるべく資産を使い切りたいと思っているのでそう考えるのかも知れません。

とはいえ「一括投資したからといって一括で取り崩すなんてしない!」というご意見が出てくるでしょう。

というわけで次の図にいきます。

「一括投資→分割取り崩し」と「分割投資→分割取り崩し」の比較ですが、オレンジ色の部分多く投資していることになりますから、一括投資が明らかに有利になりそうです。そして、おそらくこれがより現実に近いかも知れません。でも、ちょっと待ってください。20年投資しようという人が10年かけて分割しようとしますかね?

「一気に投資するのは心配」「暴落がきそうだから心配」など、一括投資をためらう気持ちがあって分割にすると思いますが、長期投資前提であるならば、分割するとしても数か月~1年くらいじゃないですか?

そこで、分割期間に対して投資期間を長くしてみると下の図のようになります。

うん。誤差ですね。

これがより現実的な一括投資と分割投資の比較ではないでしょうか。もっと投資期間が長ければさらにさらに両者の差は目立たなくなりますね。確かに差はあるっちゃありますけど「どっちでもいいんじゃない?お好みで!」と思ってしまうのです。

なので、自分自身はあまり一括とか分割とか考えて買わないというか…

あえて言うなら「買いたい時が買い時派」です(笑)

*あくまで個人のイメージです。
*論理的な考察ではありません。
*何か間違ているかも知れません。
*なんとなくの雰囲気です。
*鰻丼より鰻重が好きです。

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Posted by shin40