SPYDの売却を検討!果たして狼狽売りなのか!?

2022年1月9日

どうも~ しんです!
コロナ渦で仕込んだSPYDですが、今年の夏頃より少しずつ売却し残りも全売却をしようと検討中です。

先日のSPYD大幅減配の後という事もあり、ここでSPYDを売却するのは「狼狽売り」という意見も目にします。

個人的には減配の有無にかかわらず一旦売却して他の銘柄に乗り換えようかなと考えていたところですが、今売ると「あ、狼狽売りだ!」と思われてしまうのでしょうか(笑)いや、まあ別にいいんですけど。

SPYDとは

SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)はもう説明不要の有名ETFですね。詳しく知りたい方は他の方のブログをご覧ください!ググったらいっぱい出てきます(いつもの丸投げ)

「S&P500銘柄のうち高利回りの上位80銘柄の均等組み入れETF」であり、組み入れ基準は「利回り」ですから、年2回の銘柄組み替えでは「利回りが下がった銘柄(主に株価が上がった銘柄)」が排除されて、「利回りが上がった銘柄(主に株価が下がった銘柄)」が組み込まれます。SPYDは増配や株価上昇を狙うものでもなく、あくまでその瞬間の高配当を狙うものと理解しています。ただし「株価が下がった銘柄を買う」=「逆張り」ETFですから、うまくいけばキャピタルを狙える要素も持っているわけです。

昨年はSPYDを中心に買い集めていましたが、これが功を奏し分配金をゲットするのみならず思いのほか含み益が増えてくれました。

緑○が購入、赤○が売却

2021年12月30日現在のSPYDの株価は41.99ドル、直近1年間の分配金から算出した分配利回りは3.7%です。

自分の平均取得単価が26.91ドルですから取得価ベースの簿価利回りは5.8%となり、投じた金額で考えるとなかなか良い利回りを維持しています。評価益もプラス67.2%と高配当ETFとは思えない含み益となっています。

なぜ手放すのか?

このまま含み益を抱えてホールドするのも良いのですが、以下の理由により一旦すべて売却する事を考えています。

理由1.含み益は仕事をしていない

簿価利回りで考えれば素晴らしい利回りです。これは自分がSPYDを買い集めていた時の利回りであり、「おいしい」と判断した基準でもあります。

取得価で考えるか現在価で考えるかの違いですが、現在価で考えた場合には利回りは「あまりおいしくない」水準です。確かに含み益はあるのですが現時点でのインカムを狙う銘柄の位置付けから考えると「含み益が遊んでいる状態」であり勿体ないと思ってしまいます。

VYMのような長期的に株価上昇と増配を見込めるもであれば含み益を増やしつつ分配金をもらい続ければいいと思いますが、SPYDはそのようなETFではないという考えです。

理由2.S&P500は上がり過ぎている?

コロナショックはすべてがズドンと下落する状況でしたから、当時はSPYDの組み入れ銘柄もほとんどが上昇余地しかない状況でした。当然、市場が回復すればSPYDの株価自体も上がっていくだろうと推測されましたし、実際コロナショック前の水準まで戻してくれています。ただ、今後はどうでしょうか?

2022年以降の米国株の見通しはやや弱気な情報も多く、S&P500も例外ではないと思っています。さすがに今年のようにはいかなそうだなと素人目にみても感じます。

何でも上がるような金融相場が終了し業績相場へと移行していくフェーズでも、S&P500自体は今年の勢いより劣るものの成長を続けていくのだと思いますが、S&P500の中では上がるものと下がるものがよりクッキリと分かれてくるのではないでしょうか?

SPYDの組み入れ銘柄は必然的に株価が下がり利回りが上昇したものが多いので、SPYDの株価を下げる方向への力が働きやすくなるのではと考えます。

そのような状況の元では、「逆張りETF」はあまり「うまみ」がないような気がしています。

ありがとう、SPYD。また会う日まで!

以上のような理由からSPYDは一旦売却する予定です。減配は一過性でしょうし売却理由としてはまったく考慮していません。

SPYDは好きなETFですし、嫌いになったわけでもありません(笑)
今後も大幅に下落するような事があれば喜んでまた買いたいと思っています!

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