「くる。きっとくる」いつかくる暴落を考えてみる~私のインデックス投資との向き合い方~
どうも~!しんです!
今日はちょっと真面目な内容です(笑)
暴落なんて怖くない?
昨日、普段仲良くさせてもらっているサロさんがこのようなツイートをしていましたので無断で引用します(笑)
そういえば、自分のインデックス投資との向き合い方はどうなのだろう?と少し考えてみて、せっかくなのでこの機会にまとめてみました。
https://x.com/SALLOW_SL/status/1710958276098363441?s=20
2000年代はまさに米国株の暗黒時代でしたね。
(私がその頃にBRICsに手を出して損したのは内緒。安〇楽牧場に手を出したのも内緒)
ITバブル崩壊で暴落後、7年耐えて株価が戻ったタイミングでそこからのマイナス50%…
これくらうとかなり精神的に応えるでしょうね…
ただ、このチャートをみると直近のコロナショックや2022年の下落が大きく見えるし、「このくらい余裕」と感じている方もいらっしゃると思います。ITバブル崩壊やリーマンショックを経験していない、ここ10年ちょっとで投資を始めた方は(本格的に投資を再開した自分も含めて)ほとんどそうかも知れません。
対数チャートで見てみると
ところが、先日、自分でもツイートしましたが長期チャートは対数軸でみると印象がかなり変わります。
https://x.com/hu_40/status/1703001140135432673?s=20
これらはともにドル建てS&P500指数の約30年のチャートです。
上の通常のチャートで見ると、2000年代のITバブル崩壊やリーマンショックよりもコロナショックや2022年の下落の方が期間は短いですが激しく見えます。ところが、下の対数チャートで見ると「コロナショックどこ?」「2022年は下落と言える?」というほど印象がガラッと変わります。
実際の体感としては当然下のグラフでしょう。
改めてこうやって対数チャートを眺めると、ITバブル崩壊とリーマンショックやべぇなと。当時はこれに円高もコンボされてたなんて恐ろし過ぎるでしょ…
2000年代にS&P500に投資していてブレずにホールドできた人は本当に凄いですよね。もし自分なら弱気になって止めたかも知れません。というか、たぶん、いや、絶対逃げ出してたなと(笑)
ここ15年くらいの米国株絶好調の今だからこそ「長期インデックス投資は最強!」が声高に叫ばれていますけど、2000年代当時にそんな事を言っている人はほとんどいなかったでしょう。
理論と感情 ~変わらない理論と変わる感情~
「下落しても必ず戻るから大丈夫」
「これまでも高値を更新してきた」
「S&P500への投資は15年以上継続すれば年平均リターンはプラス」
これは事実ですし、長期インデックス投資に対する楽観論が支配する現在「下がってもずっと持ち続ければいいだけでしょ」「狼狽売りなんて意味わからん」「暴落したらむしろ買い場」と自分も考えますし、その前提でインデックス投資をしています。
しかし、2000年代のような暴落の真っただ中では空気はガラッと一変して、ポジティブな声はほとんど聞こえなくなり、周りは「全部売った」とか「もう終わりだ」とか悲観的な声ばかりになると思うのです。
その時に、果たして同じような余裕を持てるのかどうか?
自分には自信がありません(笑)
また、その時の株価以外の要素も自身の精神状態に影響を及ぼすと思っていて、ちょうど前述のサロさんの記事をRTしていた青空ビーチさんがブログ記事「フルインベストと生活防衛資金」を紹介していて、「これ、これ!」と思ったので無断で(笑)引用させてもらいます。
ところでインデックス投資であっても、タイミングが悪いと損益がプラスに収束してくるのに20年程度かかる事もあります。もし子供の大学入学などのタイミングでそこそこの不況が来ていた場合、大丈夫でしょうか?金額的に足りたとしても、予想外の損切りになってしまう可能性はありませんか?
~
フルインベストは長期インデックス投資においてリターンを考えると合理的な選択だと思います。実際、フルインベストをしない事による機会損失と、実際に強制損切りに遭うリスクを考えるとフルインベストの方が良いかもしれません。しかし大不況下で職(収入)を失うリスクについて一度は考えておくべきだと思います。
青空ビーチの雑食投資
理論的にはフルインベストメントが最適なのでしょう。しかし、シミュレーションではない現実の世界では、理論だけで簡単に片づけられない事の方が圧倒的に多いのですから。
収入の増減、自分や家族の健康状態の変化、天変地異、近隣で戦争…
思ってもみない事が起こる事は十分ありますよ。
色々な事が重なり、フルインベストメントだったが故に狼狽売りしちゃいました…なんてことも起こり得るでしょうね。
感情よりも理論が大事という人もいます。
もちろん理論はとても大事です。ただ、投資しているのが人間である以上、感情を抜きにしてうまくいくとは思えませんし、「理論と感情のどちらを優先するか」ではなく「理論と感情どちらも大事」なのではないでしょうか。あるいは「理論を信じるためには感情も大事」と言うべきか。
似たような構図で「一括投資 vs 分割投資(ドルコスト平均法)」もよく議論されますが、投資をするにあたり、自分のリスク許容度を踏まえたアセットアロケーションをまずは重視すべきで、さまざまなシチュエーションを想定しつつ(性格的にわりとマイナスパターンも考えちゃいます…)ある程度のバッファーを確保することは心地よい投資を続けるための安心感につながると私は思っています。
「それって、あなたの感想ですよね?」
はい。そうです(笑)
投資手法についての賛否は色々あっていいと思いますし、共通認識としての理論は最低限知っておく必要があると思います。
でも、結局のところ投資なんて正解ないでしょ?
人生いろいろ~♪
投資もいろいろ~♪
「自分にとって、家族にとってのベスト」の決まった最適解なんてないというのが今の正直な気持ちです。
インデックス投資をする人しない人、フルインベストする人しない人、一括投資する人しない人、そもそも投資する人しない人。色々な考え・価値観があるわけで、選択肢も色々あっていいはずですし、投資の時間軸や置かれた環境で変わったっていいのではないでしょうか。
逆に、常に一括でインデックスにフルインベストしないヤツは情弱!みたいな空気感は何だかなぁと首をかしげたくなる今日この頃です。
まとめ
私は普段は高配当株などのツイートが多いのですが、インデックス投資に大きな期待をもってiDeCoとNISAを活用しつつ毎月しっかりインデックス(ほぼオルカン)の積み立てをしています。資産形成はインデックスにおまかせしているインデックス派でもあるんです。
ただ、そこまで投資自体を妄信していないというか、意外と?小心者なので、アセットアロケーションとしては安全資産:リスク資産(ほぼ株と投信)=1:1くらいですかね。そのおかげで?もし暴落がきてS&P500やオルカンが10年低迷しても、たぶん狼狽売りはしないで済むと思っています。たぶん(笑)
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